超高齢化社会を迎え、65歳以上で配偶者のいない割合は女性で50%以上、男性20%弱。80歳以上の女性になると8割以上が一人暮らしというデータもあります。
近年は、そんなシニアの“おひとりさま”を対象としたサービスや安心して暮らせるセーフネットがどんどんでてきています。最新のおひとりさま事情についてご紹介します。
■食事会や旅行ツアーなど
おひとりさまブーム
高齢者の一人暮らしと聞くと、「寂しそう」、「不安では?」と思われがちですが、「お金も時間も自由だし、誰にも気兼ねしなくていいのでラクよ~」と、むしろ幸福だと思っている人の方が多いようです。
近年は、そんなおひとりさまを対象とした高級レストランでの食事会や観劇ツアー、大手旅行社が企画する「おひとりさま参加限定ツアー」などがブームになっています。旅行の場合、バスは2人掛けシートを1人で使用できたり、宿泊も1人部屋だったり、おひとりさまツアーならではの利点も。
レジャーだけではありません。毎日の生活でも、おひとりさまに嬉しい商品やサービスが。たとえば冷蔵庫や洗濯機、掃除機などの生活家電も、おひとりさま向けの「軽くてコンパクトで使いやすい」製品が次々と登場。
万が一に備えた見守りサービスも行っており、電気ポットを介して安否確認ができるものや、ペンダント型の「フィリップス緊急通報サービス」、電話での「定時確認型高齢者見守り」を行っている会社など、おひとりさまの安心・安全を確保する生活環境が整っています。
■明るい老後は自分次第!
有利な情報を上手に活用
おひとりさまで困るのが、毎日の食事。一人分だと作るのが面倒だし、栄養が片寄ったり、作り過ぎたり・・・なんてことも。そんなおひとりさまの強い味方が、生協やコンビニ、スーパーなども参入している在宅配食サービス。
栄養バランスやカロリー計算、刻み食、糖尿病食などに対応してくれるだけでなく、最近は見守りや安否確認、買い物代行までしてくれる会社も。
また家事代行や、大人用紙おしめと一緒に洗剤なども自宅へ届けてくれる専門会社などもあり、高齢者に寄り添ったサービスが続々とお目見えしています。
とはいえ、料理や家事、買い物をすることは認知症予防に効果的ともいわれています。無理のない範囲で、できるだけ自分でやるよう心掛けておくことも、おひとりさま健康法の一つ。
明るい老後は自分次第。もしもの時の備えをしっかりとしつつ、自分に有利な情報を上手に活用しながら、明るい老後を目指し人生を謳歌していきましょう。
【この記事をご担当下さったライターさんのご紹介】
『ゆいごん白書Ⓡ』を国家プロジェクトに、そして世界へ
株式会社はっぴぃandプロジェクト
代表取締役 辻 瑞惠 様
—プロフィール—
新聞社を退職後、新聞・雑誌・PR誌等のフリーライターとなり、取材・企画・編集のほか、専門学校の講師(マスコミ科)、情報誌のディレクターなども務める。
その一方で、父が18代続く寺の僧侶だった影響などもあり、2000年に最期まで自分らしく生きるために必要なあんしん未来シート『ゆいごん白書®』を企画。
*2016**年 1月、『ゆいごん白書®』を軸とする「はっぴぃandプロジェクト」を設立*
*2018**年 11月、中小企業診断士の会「ピザの会」主催 **ビジネスプランコンテストで「金賞」受賞*
*2019**年 2月、法人化にする*
*2019**年 11月、6種類の年代別『ゆいごん白書®』を発売*
*2020**年 1月、毎日新聞、産經新聞など全国15紙に取り上げられ申込が殺到*
*2020**年 10月、社長版『ゆいごん白書®』を発売する*
『ゆいごん白書®』作成講座(年間400人以上が受講)、『ゆいごん白書®』認定講師養成講座(現在全国に73名)を開催するほか、「シニアカレッジ」「はっぴぃ
and塾」の企画・主催等も行う。「終活」「円満人生」等に関する講演依頼を、教育委員会様、商工会議所様、ロータリクラブ様、UR都市機構様等からいただく。
- 2021年8月20日